京都駅ならば朝ラーメンしよう「ラーメンを食べるお作法」
京都駅に着いたらまずはラーメンが常識だ : ひかるさんのところ
京都駅の朝はラーメンからはじめよう!!
本家 第一旭 たかばし本店 (ほんけ だいいちあさひ) - 京都/ラーメン [食べログ]
焼飯がどうしても食べたい人は、新福菜館本店 京都駅前東塩小路 -中華そば専門店-

 京都駅から歩いて3~5分程度の場所に、京都を代表するラーメン屋さんがお隣同士で2件ある。
脂っこいウマさだけを求めるならば、本家第一旭で、焼飯が食べたくて仕方がない人は、新福菜館本店にすればいい。
細かいお店の情報は、上記の過去に投稿した記事を読んでいただくとして、ラーメンを食べるお作法について書いてみたい。


この日は、日本一と思われるスーパーアフロ仏像(螺髪)を見に行くために高速に飛び乗り、朝食には、焼飯がどうしても食べたかったので、「新福菜館」に突撃した。
朝の7時30分からオープンしている昔ながらの素敵な京都を感じることのできるラーメン屋だ。
もう、何十年通っているんだろう?なんて常連客は、夜勤明けなのだろう。朝から、黒くて少し甘く脂もあるラーメンを食べている光景が京都を感じるものだ。
こういう昔から、出稼ぎや、肉体労働や夜勤の人が欲して食べている食べ物は、熱中症、脱水症などにもバランスがいい。だからそういう町では美味しくて至高のB級グルメがあるのだろう。
さてさて、この日の新福菜館では相席となった。
眉毛は刺青で、50代後半か60代ぐらいの、ワイルド過ぎる、昔から常連であろうおっちゃんと同じ席になった。
ビールのアテにチャーシューを貪り食っていた。
うむ、、、品のないおっちゃんだ!!!なんて思っていたが、そうれがどうだろうか。
〆にラーメンを食べるときのお作法に驚いた。

ラーメンに胡椒を振りかける時に左手で、胡椒の飛散防止のために手をそっと添えたのだ。
その所作は、和食を美しく食べる一流のお嬢様。。。いや、一流の華道家、茶道家、いやいや、、、一流過ぎる歌舞伎役者の演技みたく美しいものであった(笑)
最初は、品のないおっちゃんが嫌だと思っていた自分が恥ずかしくなった。
この人は、この新福菜館を何十年も通いつめ、夜勤明けの至福の一杯のラーメンなのだろう。
そこで長年かけて学んだ、お店に対する特別の配慮、至高の時間を共有する、会話をすることはないが、仲間であるお客同士の配慮を独自で編出したのだろう。
正直感動すらした。
ちょっと人を見下すような性格の人は、こういうラーメン屋さんなどに行ってみるといい。
一部分は育ちもあるので下品か?なんて思ってしまうのは安易である。
このおっちゃんに、もしも朝に新福菜館で会うことがあれば、ビールご馳走させてつかーさい!!と言おう。